雪国のうんちくまとめた冊子「上越雪譜」ダイジェスト版発刊

新潟県上越市本町6の高田広告舎プラステン(岸田國昭代表)は、このほど雪国のうんちくをまとめた冊子「上越雪譜」の携帯用ダイジェスト版を発刊した。冊子は無料。

上越雪譜S

江戸時代後期、越後魚沼の鈴木牧之が雪国の生活を描いたベストセラー「北越雪譜」の上越版発刊を視野に、現代の雪国の除雪事情や、雪国のおもしろさを知ってもらおうと企画した。

A6判、16ページの小冊子ながら、雪国の豆知識がぎっしり。初冬には、道路沿いのガードレールに冬の到来を告げるスノーポールが立ち、ホームセンターにスノーダンプや多様なスコップなどの除雪道具が並ぶ。せっぴ落とし、スノーブラシなど雪国特有の便利な道具もある。

本格的な降雪期になると、道路除雪に凍結防止剤の散布車、除雪ドーザ、ロータリー除雪車などが出動する。都会人には摩訶不思議な道路除雪の仕組みを、豊富なカラーイラストで図解している。

イラストと編集を担当した岸田代表は「現代の雪国について知ってほしい。市外、県外の人にも読んでもらえればうれしい」と話している。

同社か、上越商工会議所で配布している。問い合わせは同社025-520-7442。