新潟6区 自民の高鳥修一氏が勝利宣言 3度目の当選決める

第47回衆院総選挙は2014年12月14日、投開票された。新潟6区小選挙区では午後9時半過ぎ、自民前職の高鳥修一氏(54)が、当選が確実になったとして勝利宣言を行った。高鳥氏は民主新人の梅谷守氏(41)と共産新人の高橋ミキ子氏(55)を破り、通算3度目の当選を決めた。

【新潟6区】選管確定
有権者数28万8032 人、投票者数16万2092人、投票率56.28%

当 高鳥修一 83,638
落 梅谷 守 62,766
落 高橋ミキ子12,315

高鳥修一氏

高鳥陣営は前回、午後8時の開票速報が始まると同時に当確が出ており、今回も優勢が伝えられていた。投票が締め切られる午後8時には、会場の上越文化会館中ホールに100人以上が詰め掛け、バンザイを待った。しかし、ようやく当確が出たのは1回目の開票速報が出た午後9時32分。待ちかねた高鳥氏が会場に現れると、大きな拍手が巻き起こった。

小選挙区で2度目の当選を果たした高鳥修一氏(54)は、「苦しいときに、厳しいときに、見捨てずに私を支えてくださった皆さんの支援のたまもの。政治は現実を動かす力だと思う。非難しているだけでは前に進まない。新潟6区を力強く、着実に前に進めていきたい」と抱負を述べた。

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バンザイの後、喜びの声を述べる高鳥氏

梅谷守氏

国政初挑戦の民主新人の梅谷守氏(41)は「私自身の完全な力不足」と述べ、集まった約70人の支持者に頭を下げた。

梅谷氏はテレビで高鳥氏の当選確実が流れた午後9時30分過ぎ、支持者の前に姿を現した。支持者に対し、「大変強いご指導、ご支援を賜り、本当にありがとうございました。選挙戦を通じていただいた期待は間違いなくある。次は力をしっかりつけて皆さんのご期待に応えたい」と次期衆院選出馬に意欲を見せると、支持者たちからは大きな拍手が沸いた。

梅谷氏は選挙戦を振り返り、「新しい風をおこす強い決意で望んだ。準備不足は否めなかったか、徐々に手応えを感じ、短期間に大きな力をいただき、感謝している」。

今後については「力をつけて出させていただく。次は勝つ」と力を込めた。

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高橋ミキ子氏

共産新人の高橋ミキ子氏(55)の選挙事務所となった上越市五智1の日本共産党上越地区委員会には午後7時半過ぎから、共産の上越市議ら数人が集まり、報道各社の開票速報を見守った

前回衆院選に続いての挑戦となった高橋氏は「前回より手応えがあった。特に女性の皆さんが消費増税や雇用の問題、原発などについて共感してくれた」と語った。

「自公も大きく伸ばしたが、共産党への期待も大きくうれしい。北陸信越ブロックで議席がとれたのは大きい」と話した。

報道各社の開票速報で、共産が14年ぶりの二桁の議席確保と北陸信越ブロックで11年ぶりの議席獲得が確実になったことの意義を強調した。

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