製造したイチゴジャムにカビ 高田農業高校が自主回収

新潟県上越市東城町1の県立高田農業高校(高橋哲也校長)は2014年11月14日、同校で製造したイチゴジャムの一部にカビが発生していたとし、商品を自主回収すると発表した。これまで健康被害の報告はない。

回収対象になる商品は2014年5月8日に製造された「イチゴジャム」で、賞味期限が2015年5月8日のもの。アレルギー症状や食中毒発生のおそれがあることから、カビ発生の有無にかかわらず対象商品を全品回収する。

↓高田農業高校のプレスリリース
http://www.takadan-h.nein.ed.jp/kokutibunnsyo.pdf

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商品は生徒たちが授業で500個を製造。同校によると月1回開店する「山カフェ」や上越地域振興局内売店をはじめ、糸魚川地域振興局と県立中央病院で開かれた「ミニ生協祭り」などで172個を販売したという。

11月12日に商品を購入した客が13日朝にふたを開けたところ、青緑色で5ミリ幅のカビを発見。同校に電話で指摘した。カビの原因は現在調査中。

高橋校長は「ご購入いただいた皆さまには、ご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げる。今後、このようなことがないよう製造管理、品質管理体制の強化に万全を尽くす」としている。

購入された商品は返金に応じる。問い合わせは同校025-524-2260。生協での購入者は上越地域振興局内売店025-526-9649。