大山温泉あさひ荘が来年1月から休館 経営難で指定管理取り消し

新潟県上越市は2014年11月5日、同市大島区田麦の「大山温泉あさひ荘」を来年1月から休館すると発表した。経営難が理由で、同施設を運営しているクックライフ(同市頸城区)の指定管理者の指定を12月末で取り消す。

あさひ荘
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あさひ荘は、長年恒常的な赤字体質が続き市出資の三セクが2012年3月に経営破たんした。その後、採算が厳しい宿泊をやめ、日帰り温泉と食事を中心とした施設として、市が指定管理者を募集。弁当宅配や学校給食事業などを手掛けるクックライフが選定され、昨年7月に営業を再開していた。

しかし、昨年7月から今年9月までの同施設の収支は毎月赤字で、クックライフは先月、市に年内撤退を申し出ていた。市は困難な経営状況から「撤退はやむを得ない」と判断し、指定管理者の指定を取り消しを決めた。

同施設は来年1月から休館する。市が管理し今後の方針を検討する。

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