JR脇野田駅の旧駅舎解作業体始まる(動画)

新潟県上越市大和2の旧脇野田駅の取り壊し作業が2014年11月5日、始まった=写真=。駅は来年3月の北陸新幹線上越妙高駅開業に向け10月19日に新幹線駅に移転しており、旧駅舎周辺には今後新幹線駅東口へのアクセス道路などが整備される。

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動画1分21秒

 信越本線の脇野田駅は1918年(大正7年)に脇野田信号場として開設され、1921年(大正10年)に駅になった。駅舎は木造平屋で駅開設当時の建物を修繕しながら活用してきた。

駅舎の解体は上越市が行っており、7日までに終える予定で、その後月末までにホームや線路などを撤去する。来年3月の新幹線開業までに東口にアクセスする道路を暫定開通させる。駅建設のために土地を寄付した大地主、故長谷川八郎氏の駅前にあった記念碑は新幹線駅の東口に移設される。

5日朝、市が委託した業者が重機で木造駅舎の解体を開始。50年近く脇野田駅前で営業してきた理容店の女性(77)は「なんとも言えないですが、ただ長い間ありがとうという気持ちです」とバリバリという大きな音を立てて、駅舎が解体される様子を見守っていた。駅の最後の姿を見に来たという妙高市の男性(81)は「長年通勤で使ったので思い出深い」と名残惜しんでいた。

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