上越市清里区の食堂でツキヨタケ提供 男女8人が食中毒

新潟県県福祉保健部によると、2014年10月24日午後10時10分頃、上越保健所管内の医療機関から上越保健所へ、ツキヨタケによる食中毒と思われる患者を診察したと連絡があった。

県によると同日夕方に同市清里区荒牧の「津久志食堂」(江口秀二店主)で調理されたキノコのみそ汁を食べた3グループ7人と、味見をした店主の計8人が同日午後7時30分頃から嘔吐や吐き気などの症状を訴えたという。

症状を訴えたのは50代~60代の男性7人、60代の女性1人。このうち、6人が医療機関を受診した。

県によると同食堂の店主が同日、知人から「ヒラタケ」と思って採取したキノコを譲り受けて調理。お客に提供したという。キノコの残品を専門家が鑑別したところ、有毒なきのこ「ツキヨタケ」であることが判明した。

上越保健所管内でのきのこによる食中毒は今年初めて。同食堂を10月26日から28日の3日間、営業停止処分とした。なお、患者は全員回復している。

ツキヨタケ(上越保健所提供)
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ツキヨタケ(上越保健所提供)
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ツキヨタケは暗いところで光る(上越保健所提供)
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