新潟県の上越市議会は2014年9月3日、北陸新幹線の速達型列車「かがやき」が新潟県内の上越妙高駅、糸魚川駅のいずれにも停車しないというJRの運行計画について抗議し、上越妙高駅への停車を求める決議を全会一致で可決した。
この日は市議会9月定例会本会議初日で、開会前の会派の代表者会議で、石平春彦市議がJRの運行計画に対して市議会として意思表示すべきと提案。全会派が同意し、同日午後の本会議に緊急に上程された。
決議は、かがやきが停車しないことについて「上越地域の期待を大きく打ち砕くとともに、経済原則と速達性を理由に、北陸新幹線建設に対し多額の負担を行う新潟県や沿線自治体の受益を著しく損なうものであり、極めて遺憾」と抗議。「地域振興に向け、より積極的に取り組むことを決意し、上越妙高駅への速達列車かがやきの停車を強力に求めることを決議する」としている。
決議を受けて同市議会は今後、JRなど関係機関に要望する。