北陸新幹線W7系車両が上越妙高駅に走行試験で初入線

来年春に長野─金沢間が開業する北陸新幹線で、JR西日本の新型車両「W7系」を投入した試験走行が2014年8月5日、始まった。金沢駅を午前8時40分過ぎに出発したW7系は、新潟県上越市の上越妙高駅に午後1時45分頃到着。歓迎セレモニーが行われ、新型車両を市民ら約700人が出迎えた。

試験走行初日は、金沢―上越妙高間の往復で行われ、新型車両は平均時速60㎞で走行。車両と駅ホームの間隔などを確認する。

ホームでは、上越市など沿線の官民でつくる新幹線まちづくり推進上越広域連携会議などによる歓迎セレモニーが開かれた。地元の和田小児童の金管演奏中に新型車両が入ってくると、約700人は「歓迎!」などと書かれた旗を振るなどして出迎えた=写真=。

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新型車両を使った試験走行は10月末までの50日程度行われる。段階的に速度を上げ、営業運行時と同じ最高速度260㎞で走行する。当面はW7系で行い、10月下旬にはJR東日本の「E7系」を投入する。