車上荒らしで中学生の名簿盗まれる ALTが駅に6日間自家用車放置

上越市教育委員会は2014年7月30日、上越市内中学校に勤務する外国語指導助手(ALT)の20代外国人女性の自家用車が車上荒らしに遭い、車中にあった中学生の学校名や氏名など個人情報が記載された名簿が盗まれたと発表した。

市教委によると、女性はJR春日山駅駐車場に自家用車を7月23日昼頃から停めたままにしていて、7月28日午後6時50分頃に戻ったところ、左後部の窓ガラスが割られていた。車内を確認していたところ、国立妙高青少年自然の家(妙高市)で8月4、5日に行われる中学生対象の語学研修校外活動「イングリッシュ・キャンプ」のしおり1部が入ったバッグなどや車検証などがなくなっていた。しおりの中には、市内15中学校55人の学校名や氏名、学年、性別が記載された参加生徒全員の名簿があった。

上越警察署には被害届を提出している。

同市教委は保護者に事情を説明し陳謝したほか、ALTを集めて個人情報の取り扱いについて指導した。

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