「もうひとりの息子」「自由と壁とヒップホップ」7月27日に高田世界館で上映

新潟県上越地域の映画サークル、上越映画鑑賞会は東京国際映画祭でグランプリと監督賞をダブル受賞したフランス映画「もうひとりの息子」と、ヒップホップをテーマにしたドキュメンタリー映画「自由と壁とヒップホップ」を2014年7月27日、上越市本町6の高田世界館で上映する。問い合わせは、いずれも同会事務局の喫茶プー横丁、025-525-6990。

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「もうひとりの息子」は、テルアビブで暮らすフランス系イスラエル人家族の物語。18歳になった息子が徴兵検査で、実の子ではないということが判明した。湾岸戦争の混乱の中、出生時の病院で別の赤ん坊と取り違えられていたのだ。その事実は相手側の家族に伝えられた。イスラエルとパレスチナという敵対関係にある二つの国で暮らす父母の姿を通じて、家族や祖国、愛情のあり方を繊細に描き出す。監督はフランスの女性監督ロレーヌ・レヴィ。

上映時間は午前11時、午後2時、同6時の計3回。料金は一般前売り1500円、当日1700円、中高校生は当日のみ800円。プレイガイドは春陽館書店、柿村書店、高田文化協会、アコーレサービスカウンター、妙高文化ホールほか。

「もうひとりの息子」公式サイト
http://www.moviola.jp/son/
↓予告編動画


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「自由と壁とヒップホップ」は、パレスチナのヒップホップ・ムーブメントを取り上げたドキュメンタリー。占領地の検閲所や分離壁、ジェンダー差別や世代ギャップまで、さまざまな壁を音楽の力によって乗り越えていこうとする若者たちの姿を描く。イスラエル領内パレスチナ人地区で生まれた史上初のパレスチナ人ヒップホップ・グループ「DAM」が、占領や貧困、差別により生きる意味を見出せずにいる若者たちへ向けて言葉を紡ぐ。やがてDAMは各地で活躍するパレスチナ人ヒップホップ・グループを集めてライブを開こうと試みる……。監督はジャッキー・リーム・サッローム。

上映時間は午後4時からの1回のみ。料金は上越映画鑑賞会会員は500円、会員外は1000円。

「自由と壁とヒップホップ」公式サイト
http://www.cine.co.jp/slingshots_hiphop/
↓予告編動画