「ステーキさるーん上越店」で食中毒 3日間の営業停止処分

新潟県福祉保健部は2014年7月11日、外食サービス業「サルーン」(本社・三条市)が展開するステーキチェーン店「ステーキのさるーん上越店」(上越市富岡)で食中毒が発生したと発表した。患者からは腸管出血性大腸菌O26が検出された。上越保健所は7月11日から13日までの3日間、同店を営業停止処分にした。

食中毒

発表によると、5月29日に同店を利用した50代男性が加工食肉のステーキを食べたところ、後日、下痢の症状を訴えた。医療機関が男性の便を調べたところO26が検出され、6月16日に上越保健所に届け出た。男性は現在、別の病気で入院している。

さるーん上越店以外にも、県内外にあるサルーンのステーキチェーン店で5月中旬から6月中旬までの間に、利用客が下痢などの食中毒症状を訴えた。国立感染症研究所が調べたところ、O26の遺伝子型が一致。いずれもサルーンが一括仕入れていた加工食肉を加熱不十分で食べていたことから食中毒と断定した。

O26は牛などの動物の腸管内に生息。加熱不十分などが原因で下痢や発熱などを発症する。