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【実録】LINE乗っ取り犯との1時間にわたるやり取り 上越でも多発!

3年前

スマートフォン向け無料通信アプリLINE(ライン)は、メッセージや写真などのやり取りが迅速にでき、プライベートだけでなくビジネス上でも活用している人も多い。このLINEのアカウントが乗っ取られる被害が相次いでいる。上越市内でも先月から複数の被害が確認されている。上越タウンジャーナルでは先日、乗っ取り犯と約1時間にわたってメッセージをやり取りすることができた。乗っ取り犯の手口や対処策、予防策を紹介する。

平日の午後0時半頃、記者のスマートフォンに「何してますか?忙しいですか?手伝ってもらってもいいですか?」というメッセージが知人から届いた。忙しいのだろうと思い、手伝う旨を返信したら、「近くのコンビニエンスストアでWeb Money(ウェブマネー)のプリペイドカードを買うのを手伝ってもらえますか?」と返ってきた。ここで乗っ取りと気付き、騙されたふりをしてその後もやり取りを続けてみた。

LINE

こちらからいくら分買えばいいのかと聞くと「30000点のカード2枚を買ってください」と言う。編集部でウェブマネーのカードの表の写真を用意し、撮影して送信し「これでいいですか」と聞いてみた。すると「番号の写真を撮って送ってください」と求めてきた。そこで編集部ではさらにカード裏面の番号の部分を写真加工ソフトで書き換えた画像を用意した。用意に5分ほどを要し、こちらが返事をしないままでいると、LINEの音声通話機能による着信が来て、返答を促してきた。写真を送信すると「少々お待ちください。探します」と答えたきりで、「○○さんは退出しました」と表示され、アカウントが削除された。

1時間にわたるやり取りの記録(クリックで拡大します)
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手口は、騙された人にコンビニでウェブマネーのカードを購入させ、カード裏面のコードの画像を送信させ、最終的にはそれを現金化するものとみられる。日本語がよく理解できないようで、日本語の表現が微妙におかしいのが特徴だ。

LINEの公式発表によると、今回遭遇したやり取りは典型的なケース。原因としては、他のウェブサービスで設定したパスワードが流出したとみられ、同じメールアドレスとパスワードの組み合わせを使いまわしてLINEにも設定している人が被害に遭っているという。

予防策としては、メールアドレスを登録している人はすぐにパスワードを変更した方がいい。乗っ取られた場合はまず、LINEの公式ページからアカウント削除要請を出す。また今回のケースのように「退出しました」という展開になった場合には、乗っ取り犯側がアカウントを削除しているため、すぐに電話番号でアカウントを作りなおせばいい。ただこの場合、購入済みのスタンプなどは戻ってこない。

LINEは7月3日、パスワードを変更すると限定スタンプがもらえるユニークな取り組みを始めている。

◇被害を受けた場合の対処法(LINE公式)
http://official-blog.line.me/ja/archives/1004331596.html