とじ穴廃止で経費100万円節減 上越市の「広報上越」

新潟県上越市は本年度、毎月2回発行している広報紙「広報上越」のとじ穴を廃止した。これにより年間約100万円の経費削減につながった。また穴を気にせずに済むため、大胆なレイアウトが可能になったという。

とじ穴をなくしたのは4月15日号から。広報は毎月1日と15日に、毎回7万6700部を発行している。発行経費は年間3000万円余りで、とじ穴をなくすことで約100万円の経費が削減された。

とじ穴をなくした5月1日号には、新幹線開業1年前イベントの写真を表紙いっぱいに掲載した。従来穴のあった位置に人が写っているが、こうしたことを気にせず大胆にレイアウトできるようになった。

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昨年、市政モニターにアンケートしたところ、広報紙をとじ穴を使って、保存している人は15%程度だったという。またとじ穴廃止後、従来通りにしてほしいという要望が10件ほどあったという。とじ穴を開けやすいよう裏表紙に穴の位置や中心を印刷している。

市広報対話課では「今後も読みやすさや経費を考えて取り組んでいきたい」と話している。