糸魚川市の食肉卸小売店が事業停止

新潟県糸魚川市木浦の食肉卸小売「有限会社ヤマキ精肉店」(資本金890万円・従業員5人)は2014年4月28日、事業を停止し債務整理を弁護士に一任した。帝国データバンク上越支店によると、負債総額は約5700万円が見込まれる。今後は自己破産の申し立てを行う予定。

整理・倒産

同社は1967年(昭和42年)6月に創業、70年に法人改組した。本店のほか糸魚川市内で2店舗を展開し、食肉加工品製造業者や農協、地元飲食店などを得意先として、食肉の卸売を主体に小売も行っていた。さらには糸魚川能生地区のスキー場と温泉でレストランの経営もしていた。

しかし、消費の冷え込みから売上は伸び悩み、レストラン2店舗、糸魚川市の2店舗も順次閉鎖し、本店のみで営業をしていた。2013年12月期の年売上高は4000万円内外にとどまり、先行きの見通し難から事業継続を断念した。