立入禁止の直江津港内防波堤で孤立した釣り人がヘリで救助

2014年5月3日午後、新潟県上越市の直江津港にある立ち入り禁止の防波堤で釣りをしていた男性4人が孤立し、第九管区海上保安本部新潟航空基地(新潟市)所属のヘリコプターに救助された。4人にけがはなかった。上越海上保安署の発表によると、救助された男性は長岡市や小千谷市に住むいずれも40代。

立ち入り禁止の防波堤にいた4人(上越海上保安署提供)
kyujo2

ヘリコプターによる救助作業(上越海上保安署提供)
kyujo1

同日午後1時30分前「防波堤に釣り人がいて危険だから注意してほしい」と埠頭で釣りをしていた男性から118番通報があった。現場付近は当時、風速10~15mの風が吹いていた上に波も約1mと高かった。防波堤にいた4人は渡る際に使用した手漕ぎボート2隻で現場を退去できずに孤立。巡視艇搭載のボートでも救助が困難だったことから、同保安署から要請を受けて出動したヘリコプターが午後4時30分に4人を救助した。

同保安署によると、4人のうち一人は「立入禁止だったとは知らなかった」と話しながらも、反省した様子を見せたという。

同保安署は「直江津港内は防波堤を含め、埠頭も立ち入り禁止。釣りなどをしないようにしてほしい」と呼び掛けている。

直江津港防波堤の地図

より大きな地図で 釣り人救助 を表示