今年も自衛隊が高田の観桜会で4月19日にパレード 小銃も携行

新潟県上越市の高田公園で開かれる第89回高田城百万人観桜会で2014年4月19日、陸上自衛隊高田駐屯地の隊員などによるパレードが昨年に続いて実施される。市によると、パレードに参加する隊員は昨年同様に銃弾が入っていない小銃を携行するという。

昨年の様子
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自衛隊協力会など4団体が昨年に続いて、観桜会の主催者である市などにパレード実施を要望した。

41年ぶりの実施となった昨年、パレードを歓迎する声の一方、上越地域の労働組合などが「銃を携行しての武装行動は威圧感を与える」として市に抗議していた。

今回の実施にあたり市は自衛隊に「市民に威圧感を与えることが無いように小銃の携行は控えてほしい」と求めた。しかし、自衛隊は「パレードなどをする服装基準の定めの通り小銃は携行するが弾薬を入れず、車両等には銃器を取り付けない」と回答したという。

昨年のパレードは観桜会の会期中だった昨年4月20日に行われた。1972年に本町通りで実施して以来41年ぶりの市中パレードで、ヘルメットを被り小銃を携行した隊員約170人と装甲車などが高田公園近くの県道で約400mを行進した。

村山秀幸市長は「市民を威圧することが無いようにと伝えている。昨年と同じように楽しんでもらいたい」と話している。

↓昨年のパレード様子や抗議など
◇観桜会に自衛隊のパレードはふさわしい?(2013年4月30日)
https://www.joetsutj.com/articles/52029963