上越市ガス水道局発注の工事をめぐる談合疑惑について、同市の市民団体「住民自治と合併問題を考える会」(佐藤忠治代表)が2014年2月21日、上越市議会に法律に基づく調査権を持つ「百条委員会」設置を求める陳情書を提出した。また、村山秀幸市長宛に第三者による調査委員会を設置して再調査するよう求める要請書を提出した。
同会では市議会での報告を傍聴したり、関係議員に話を聞いたりとこの問題について研究してきたという。佐藤代表は「内部調査の結果はこの問題を沈静化させるためのものとしか思えない。告発した会社が提出した資料を見ても明らかに談合があったと考えられる。議会は議会として努力し、市長も自ら動いて真相解明をしてほしい」と話した。
市長に対しては、法律家などの第3者による調査委を設けて再調査を求めているほか、市民に対して談合問題の経過と談合防止策の説明会を開くよう求めている。
市議会に提出された百条委員会設置を求める陳情は、来月開幕する市議会3月定例会で審査される。
ガス水道局は内部調査の結果として2014年2月17日、「文書類に関する調査結果などから、談合の有無は判断できないが、録音データに関する調査結果には談合の存在を疑う発言がある」として公正取引委員会に通知することを決めている。
【今回の談合疑惑に関する資料】
↓上越市ガス水道局による調査結果の報告書(PDF)(2014年2月17日) http://www.hose1.jp/sigidannnyuusu/saisyuuhoukoku140217.pdf
↓上越市ガス水道局のによる談合情報に関する調査の中間報告(2014年1月24日)(PDF) http://www.hose1.jp/sigidannnyuusu/gasusuidanngougiwakutyousa140124.pdf
↓談合疑惑を告発した業者が公正取引委員会に提出したとされる資料(橋爪同議員団長のウエブサイトへのリンク) ・資料1(http://www.hose1.jp/sigidannnyuusu/siryou1312171.pdf) ・資料2(http://www.hose1.jp/sigidannnyuusu/siryou1312173.pdf)
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