迫力満点の「アンコウ吊るし切り」を動画で

日本海の冬の味覚アンコウを楽しむ「あんこう祭り」が2014年2月16日、新潟県上越市下門前の「美食美酒 いっさく 上越インター店」(宮路亮店長)で開かれた。アンコウの吊るし切りの実演も行われ、地方卸売市場、糸一の加藤直仁さんが見事な包丁さばきで、20kgのアンコウを解体した。

アンコウの吊るし切り(いっさく上越インター店)

吊るし切りに使われたのは糸魚川産の重さ20kgのアンコウで、アンコウ鍋にすると100人前になるという。アンコウは全身がゼラチン質で覆われていて柔らかく、まな板の上では包丁を入れにくいため、かぎで下あごを引っ掛けて吊るしてさばく。口から水を入れて安定させ、皮をはいでから、身や内蔵を切り取っていく。

加藤さんは、説明しながら見事な包丁さばきでアンコウをさばくと、見守っていた客から拍手が起きた。さばいたアンコウは、アンコウ汁にして客にふるまわれた。店内では、「あんこう汁御膳」「あんこう唐揚げ」などのメニューが提供された。