冬型の気圧配置による降雪で消雪用地下水の揚水量が増加し、地盤沈下のおそれがあるとして新潟県は2014年2月15日正午、上越市高田地区を中心とする規制地域に地盤沈下警報を出した。
15日午前10時現在、上越市本城町(高田公園)の観測井戸の水位低下量は7.61mで、同市栄町の観測井戸は8.29mと、いずれも警報発令基準のそれぞれ7m、8mを突破した。このため1月17日に出した注意報を警報に切り替えた。
県と上越市は消雪用地下水を利用している業者や市民などに対し50%の揚水量削減を求めるとともに、あらかじめ定められた計画により、一部で消雪パイプを停止して機械除雪に切り替えたり、散水量を削減する。
警報の発令は5年連続となる。