上越市のたにはま公園にメガソーラーが完成

新潟県上越市西戸野のたにはま公園で2013年11月30日、新潟市の総合建設業「廣瀬」(廣瀬徳男社長)が設置した太陽光発電施設「ヒロセメガソーラー上越」のしゅん工式が行われた。市の公園内にあり、子供の環境学習の場としても活用される。

完成した施設
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敷地面積は3万7500平方mで、市の土地を借り受けて事業を行う。太陽電池の最大出力は2.4メガワット。年間予想発電量は約270万ワット時で、一般家庭約740世帯の年間電力消費量に相当する。11月28日から稼働しており、発電した電気はすべて東北電力に売電している。同社は今年8月、燕市に1メガワットの発電施設を設置しており、上越市が2か所目となる。

たにはま公園は上越火力発電所の埋め立て用土砂を採取した後に整備された。西側は2011年3月に多目的広場などとして開園したが、未整備の東側については市が地元と協議を重ねた活用方法を模索してきた結果、メガソーラー事業に取り組む民間事業者に貸し出すことにした。同社はこの場所で土地の賃借契約と同じ20年間、発電事業を行う計画。

しゅん工式には同社や市、地元町内会などの関係者が出席。廣瀬社長は「これから20年間、しっかりとメンテナンスして発電事業を通じて上越市の発展に寄与したい」とあいさつ。野口和広副市長は「この公園には来年遊具も設置する。子供たちの環境学習の場としてもピーアールしたい」と話した。
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 同市内でのメガソーラーとしては、今年4月に大潟区渋柿浜に国際石油開発帝石が設置した太陽光発電施設「INPEX(インペックス)メガソーラー上越」(最大出力約2メガワット)がしゅん工している。

*メガソーラー施設についての上越タウンジャーナルのこれまでの記事はこちら。