新水族博物館の場所は直江津中等の野球グラウンドへ

新水族博物館整備に向けて検討を進めている、新潟県上越市の有識者による検討委員会は2013年10月25日、同市西本町4の市立水族博物館で6回目の会合を開き、建設場所を同博物館駐車場の西側にある県立直江津中等教育学校の野球グラウンドが望ましいと示した。検討委は次回11月19日の会合で村山秀幸市長に提出する報告書をまとめる。

建設位置図=赤色が新水族博物館建設場所で青色が駐車場など(クリックで拡大)
新水族館敷地案_図color

検討委は、水族館、建築、公共空間、テーマパークの専門家4人で5月に設置された。同市が2007年に作った基本計画案を年内中に見直す形で検討を進めてきた。

検討委では、基本計画案の建設費63億円を超えないなどのコスト面や、駐車場が約600台確保できること、近接する海の眺望が良いことなどを建設場所の選定ポイントとし、複数の案から直江津中等の野球グラウンドを選んだ。敷地面積は約1万平方m。この案では、現在ある水族博物館や隣接する駐車場には、メーンの駐車場や公園を設置する。また上越自動車学校の敷地に活用し、直江津中等の野球グラウンドを移設。その西隣に新水族博物館のサブパーキングやイベントスペースを設置する。

検討委は市役所で開かれる次回の会合で建設場所のほか基本コンセプトや展示方法などを盛り込んだ報告書をまとめる。

新水族博物館の建設は今月、再選された村山市長の公約の一つ。オープン時期は2015年春の北陸新幹線開業の数年後を想定している。

*建設が予定される直江津中等野球グラウンド
20131025新水族博物館 (1)