【速報】上越市長選 現職村山氏が無投票で2選決める

任期満了に伴う上越市長選は2013年10月20日告示され、無所属で現職の村山秀幸氏(65)だけが立候補を届け出て、無投票で2回目の当選を決めた。同市の市長選での無投票当選は今回が初めて。

立候補の届け出が締め切られた後、午後5時30分頃に同市新光町3の事務所に戻った村山氏は支持者らと万歳。「感激と感謝でいっぱい。上越市の持っている多くの可能性が花開く取り組みをし、危惧される課題に着実に、勇気と覚悟を持って対応したい。歓迎されないこともしっかりと市民に説明したい。これからの4年間が正念場」と抱負を語った。

万歳する村山氏(左から2人目)
banzai

村山氏はこの日の朝、上越文化会館で出陣式を行い、その後終日合併前上越市と13区を街宣した。

高田市と直江津市が合併して上越市が誕生した1971年以来、12回の市長選が行われたが、今回が初めての無投票当選となった。

今回の選挙に向けて村山氏は、合併の特例措置が切れた後を見据えた財政健全化や北陸新幹線開業後のまちづくりなどを訴えて2期目を目指した。出馬表明したのは今年3月。6月には32人の市議のうち28人による支援市議団が結成され、経済界、地域ごとの支援組織などががっちりと支援してきた。一方、13区総合事務所の機能集約などについてくすぶる村山氏への批判を背景に共産党上越地区委員会が独自に候補擁立を目指してきたが、9月末に断念を表明。その後、告示までのわずかな間には新たな動きはなかった。

【村山秀幸氏略歴】旧大潟町出身で県港湾空港局振興課長、上越地域振興局長、上越市副市長を経て2009年の市長選で初当選。直江津高、国学院大卒。

関連記事