旧上越市の小学校など38校の校歌集CDを作成

公益社団法人上越市有線放送電話協会(新潟県上越市)はこのほど、旧上越市内の全小学校29校と、閉校した市内の学校9校の校歌の合計38曲を収録した校歌集CD「学び舎のうたが聞こえる」と楽譜・歌詞集を作り、市内の図書館や学校などに寄贈した。 

2010年11月から約3年間にわたって放送した番組「学び舎のうたが聞こえる」で紹介した校歌をまとめた。現存する学校では児童の合唱を収録し、閉校した学校については残されていた音源をデジタル化したり、卒業生の声で収録した。CDは3枚組で、歌詞や作詞・作曲者、校歌の由来などをまとめたA4判74ページの冊子も作った。

旧上越市内の小学校の校歌で最も古いのは1908年(明治41年)制定の高士小学校で、最も新しいのは1974年(昭和49年)制定の高田西小学校。高田師範学校(後に新潟大学教育学部高田分校芸能科)があったことから、教員・教授が作詞または作曲を手がけた学校が多いのが特徴だという。

旧上越市など38の学校の校歌を収録したCDと冊子
kouka

同法人では「校歌には郷土の将来を担う人材になってほしいという先人の思いが詰まっている。母校や郷土への思いを新たにする機会になれば」と話している。

↓視聴

CDは高田・直江津両図書館で視聴できる。一般への販売については「現在検討中」としている。

↓同法人の公式サイト
http://www.jhk.or.jp/