隕石のゆるキャラ「くしりん」の着ぐるみ完成 なんと頭部が光る!

大正時代、新潟県上越市清里区に落下した「櫛池(くしいけ)隕石」をイメージしたマスコットキャラクター「くしりん」の着ぐるみが完成し2013年10月6日、隕石落下地の公園で開かれた「くしりん祭」で住民らに披露された。上越市で7体目となる特別住民票がくしりんに交付された。

くしりんに、上越市から特別住民票が交付された
kusirin

新潟県で唯一、現地で保存されている櫛池隕石は、重さ4.42kg、直径18cm。1920年9月16日午後6時半ごろ、南から北の方に白い煙を引き、櫛池川の北西岸、櫛池小学校西側の水田に落下した。この隕石をイメージしたマスコットキャラクターを公募した結果、今年3月にデザインが、6月に愛称が「くしりん」に決まった。

誕生祭となる「くしりん祭」は、地域活動支援事業による地域活性化イベントとして企画し、その目玉として着ぐるみを製作した。当初は、隕石が落下した9月16日に行う予定だったが、台風18号により延期となっていた。

隕石落下地点の清里区上中條にある「櫛池隕石落下公園」には、特設ステージが作られ、隕石落下時刻と同じ午後6時30分、隕石落下を再現するショーが行われた。まぶしい光が南の夜空に出現すると糸を引くように落下し、爆音と光が闇夜を引き裂いた。そして、落下地点から現れたのは愛くるしい「くしりん」。宇宙パワーを吸収して頭部にある隕石が光り出すと、大きな拍手が巻き起こった。くしりんには、上越市で7体目となる「特別住民票」が交付された。

会場では、シンセサイザー奏者、滝沢卓さんによる演奏や記念花火の打ち上げなども行われた。

隕石落下ショーもある楽しい「くしりん祭」のもようは、ぜひ動画でごらんください。

2013年10月6日に行われた「くしりん祭」の動画(8分2秒)

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