上越市長選へ現職村山氏が事務所開き ほかに動きなく無投票か

2013年10月27日の任期満了に伴う上越市長選に2期目を目指して出馬を表明している現職、村山秀幸氏(64)の後援会が9月1日、同市新光町1で事務所開きを行った。支援する市議や県議、市民ら約240人が集まった。

今回の市長選では、村山氏が出馬表明しているほか具体的な動きはなく、上越市議会議員32人のうち、28人が村山氏の支援市議団を結成している。

事務所開きには市議のほか、上越市選挙区選出の県議らが顔を揃えた。また、妙高、糸魚川の両市長も出席し、祝辞を述べた。

村山氏は1期目を振り返って「寛容さと謙虚さをなくさないようにやってきた。この4年間で課題を提案したが、次の新しい4年間、上越市の財政を含めて新しいまちづくりの姿をしっかりと描かなければ、誰が市政を担っても大変なことになる。わたしには成し遂げる責任がある」と再選に向けて支援を訴えた。同市は2005年1月に14市町村で合併したが、合併特例が切れる2016年度以降、交付税配分額が現在より大きく減っていく。この問題について村山氏は責任感を強くにじませた。

2期目を目指して決意を語る村山氏
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事務所開きの様子
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前回は「市民がど真ん中」をキャッチフレーズに選挙を戦ったが、今回は「市民とともにこのまちの未来を作っていこう」(村山氏)と「ともに未来へ」を掲げた。

村山市長は旧大潟町出身で県港湾空港局振興課長、上越地域振興局長、上越市副市長を経て前回市長選で、上越タイムス社元社長の大島誠氏、元市長の宮越馨氏とのみつどもえの戦いを制して初当選した。

後援会事務所の場所

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