上越映画鑑賞会は2013年7月21日、昨年公開された日本映画の代表的作品「桐島、部活やめるってよ」を、新潟県上越市本町6の高田世界館で上映する。上映時間は午前11時、午後2時、同6時の3回。
早稲田大学在学中に小説家デビューし、第22回小説すばる新人賞を受賞した朝井リョウの同名小説が原作。吉田大八監督がメガホンをとった青春群像劇。第36回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀編集賞の3部門のほか、第86回キネマ旬報ベストテン新人女優賞(橋本愛)など、主要な映画賞を総なめした。
成績優秀でバレーボール部のキャプテンを務める、学校のエース的存在の桐島が、突然部活をやめることがきっかけで校内に動揺が広がり、人間関係にゆがみが出始める。そんな中、黒縁メガネをかけたクラスでは目立たない存在の前田涼也が、動き始める。映画部に所属する彼らは、桐島の一件で騒ぐ生徒たちを映像に収めようとする。重要人物の桐島を登場させないまま、時系列を入れ替えながら、物語は進行する。女子グループ、吹奏楽部の女子、やる気がない野球部員など、それぞれの登場人物の視点から、思春期の少年少女らが持つ心の闇を描いている。
料金は前売り一般1500円、当日1700円、中高生は当日のみ800円。問い合わせは、事務局のプー横丁、025-525-6990。