新潟県上越市直江津地区で毎年7月26~29日に行われる直江津祗園祭。直江津に住む人達が1年で一番熱くなる勇壮な祭りを多くの人に知ってもらおうと、直江津地区連合青年会(八木秀次会長)が今年(2013年)、直江津祗園祭を紹介するホームページを立ち上げた。また、直江津の市民グループ「ぐるわーず♪」も独自に祇園祭を詳しく解説した手作り新聞やグッズなどを作っており、新聞のバックナンバーは同グループのホームページで読むことができる。熱い祭りとして知られる直江津祗園祭は、ネット上でも熱い。
直江津祗園祭は直江津にある八坂神社の祭りで、平安時代から行われていたとされる。江戸時代に、福島城の廃城と高田城築城の際に、八坂神社は直江津に残ることを許され、その代わりに祭りの際には神輿を高田城下へと出張させるようになったといわれている。7月26日夜に高田から船で運ばれてきたみこしを出迎えた後、みこし渡御や19の町内屋台巡行を実施。最終日の29日は八坂神社に19町内の若衆が米を奉納する勇壮な「御饌米奉納(おせんまいほうのう)」で締めくくる。
地元を離れた人が、盆や正月に帰省しなくとも、祇園祭には必ず休みを取って駆けつけるというほど、熱気のある祭りが直江津祗園祭だ。みこしを担ぎ、それぞれに屋台を引いて歩く19町内の青年会が運営面で主導的な役割を果たしており、今回19町内の青年会で作る直江津地区連合青年会が直江津祗園祭のホームページやポスターを作った。祗園祭の歴史や日程のほか、各町内の紹介などが掲載されている。今後は過去の祇園祭の様子も遡って掲載していく予定だという。同会では「県内外の多くの人に知ってもらい、ぜひ見に来てほしい」と呼び掛けている。
また、市民グループ「ぐるわーず♪」も、直江津祗園祭を独自の視点から詳しく解説した「つっかけ新聞」を毎年作っており、今年も最新号が発行されている。また19町内の町名などをデザインした手ぬぐいも作った。最新号は現在配布中で、バックナンバーは次のサイトで見ることができる。
↓ぐるわーずのサイト
http://guru-words.net/