=2013年6月14日現在=
新潟県妙高市の大毛無山(1429m)の中腹に、雪解けの一時期しか現れない滝がある。特定の地域からしか見ることができず、ほとんど知られていない「幻の滝」だ。
滝は、営業を長期休止中のARAIマウンテン&スパのゴンドラ中間駅の南側にある。黒っぽい岩の上を滑るように水が流れ落ちており、落差は10m以上ありそうだ。
5月に入ってから現れ、雪解けが終わる6月中旬には消滅するため、滝を見られる期間は限られる。また、スキー場直下の両善寺付近では立木などで隠れてしまい、矢代川をはさんだ妙高市志、菅沼、西菅沼新田付近しか見られない。
同市菅沼の男性に尋ねると、「雪解けの頃しか現れない滝があると聞いていたが、見たことはなかった。あんな所に滝があるんだね」と驚いていた。