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高田の観桜会で暴力団と露天商が傷害事件

6年前

新潟県上越市の高田公園で2013年4月に開かれた高田城百万人観桜会で、露天商ら3人と暴力団幹部1人、暴力団関係者2人による傷害事件が起きていたことが2013年5月22日、明らかになった。同市は今年1月1日に暴力団排除条例を施行し、観桜会などから暴力団関係者を排除する取り組みを進めていた矢先の出来事で、同市では「観桜会場でこのような事件が起きたことは残念」としている。

多くの露店が出店した今年の高田城百万人観桜会
観桜会

上越警察署によると、観桜会会期中の4月19日午後5時ごろ、高田公園内で糸魚川市能生の無職男(26)が上越市南本町3の飲食店経営の男(65)に因縁を付け、右手の骨を折る全治1か月の重傷を負わせた。その直後、飲食店経営の男は付近にいた糸魚川市田海の暴力団幹部の男(46)と上越市稲田3の露天商の女(43)、暴力団関係者2人の合計5人で、能生の男に殴る蹴るの暴行を加え、全治約5日間のけがを負わせた。上越警察署や糸魚川警察署、県警組織犯罪対策二課は、このうち暴力団幹部と飲食店経営の男、露天商の女、能生の男の4人を5月22日までに傷害容疑で逮捕している。
 上越警察署によると、露天商の女は飲食店経営の男の娘で、能生の男は別の露店を手伝っていたという。飲食店経営の男は以前観桜会の露店に関わっており、会場内の露店関係者にあいさつをして回っていたところ、能生の男に因縁を付けられたという。暴力団幹部の男と暴力団関係者2人は会場にいて、騒ぎを知り飲食店経営の男に加勢したという。

高田城百万人観桜会は同市最大の観光イベントで毎年約300の露店が出店している。上越市は今年、出店者に暴力団や暴力団関係者ではないという書面を提出させ、県警の確認を得てから出店を許可した。同署によると、今回の事件で逮捕された露天商は暴力団関係者ではなかったという。上越市観光振興課では「暴力団排除については適正に取り組んできたが、このような傷害事件が起きたことは残念。今後も警察と連携して取り組みたい」としている。