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今度は462万円! 上越市内で詐欺被害相次ぐ

6年前

新潟県の上越警察署管内で2013年4月以降、100万円以上の特殊詐欺が相次ぎ、これまでに3件発生している。5月20日には上越市内に住む70歳代女性が462万円の被害届けを出した。被害に遭ったのは、いずれも70歳以上の女性。

2012年には上越署管内で13件の特殊詐欺が発生し、被害額は1億708万円にのぼる。そのため同署は、各町内会の防犯担当者らを対象に「特殊詐欺被害防止推進員」を委嘱し、被害を防止するため広報活動などを行っている。また、防犯活動の指導や助言を行う上越市の「安心安全アドバイザー」人も、増加する特殊詐欺に対応しているが、被害はとどまるところを知らない。

上越署では不審な電話、メールなどを受けたらまずは警察などへ相談するよう呼び掛けている。電話025-521-0110。

◇上越市の60歳代女性が462万円の被害

上越署は2013年5月20日、新潟県上越市内に住む70歳代の女性から17日に特殊詐欺の被害届けを受理したと発表した。被害総額は現金462万8000円。
 発表によると3月上旬、女性宅に男から「ロト6を知っていますか。特別会員に選ばれました。2等1700万円が当選する番号を教えます。必ず当選するには特別会員の登録が必要です」と電話があった。
 女性は指定された口座に登録手数料として9万8000円を振り込んだ。その後、「抽選会に参加するためにサポート手数料を払わなければならない」と電話があり、80万円を東京都内の指定された場所に郵送したが、「サポート手数料がまだ足りない」などと言われ、4月22日までに同様の方法で5回郵送した。
 当選番号を教える約束の4月末になっても連絡がなく、男の会社に電話をかけてもつながらないことから被害届を提出した。

◇80歳代女性が特殊詐欺で555万円被害

上越署は2013年4月19日、新潟県上越市に住む無職の80歳代の女性が医療ワクチン債購入をかたる特殊詐欺の被害に遭い、現金555万円をだまし取られる被害が発生したと発表した。
 発表によると3月中旬、女性宅に架空の製薬会社の社員を名乗る男から「(架空の医療法人の)パンフレットが届いていないか」と相次いで電話があった。その後数日のうちに架空の医療法人の職員を名乗る男から「パンフレットが届きます」と電話があり、3月下旬に医療ワクチン債を1口15万円で購入できる内容が書かれたパンフレットが届いた。
 その数日後に架空の製薬会社の社員を名乗る男から「このパンフレットは全国各県200世帯しか配られない。60歳以上の年金受給者しか購入できない。(架空の)製薬会社が(女性から)買い取って中国のクライアントに売ると高い配当が付く」と電話があった。
 女性は4月2日、女性宅を訪れた医療法人の経理担当を名乗る男に10口150万円を手渡した。その後も同様の手順で5日に210万円、11日に195万円を訪れた男に手渡した。
 製薬会社が「配当も含め1000万円で買い取る」と約束した15日になっても現金が支払われず、製薬会社とも連絡が取れなくなっていた。
 同署によると、女性は葬式の準備金と言って金融機関から現金を引き落とすよう電話で指示されていたが、不審に思った金融機関が警察に相談した。

◇振り込め詐欺で60歳代女性が100万円被害

上越署は2013年4月5日、新潟県上越市内に住む60歳代女性から出された振り込め詐欺の被害届を受理した。被害額は100万円。
 発表によると、4日午後11時30分ごろ、女性の自宅に長男を名乗る男から電話があり「のどが痛い。明日病院に行くけど、終わったら聞いてもらいたい話がある」「携帯電話が壊れたので今は代わりの電話を使っている」などと言われたという。
 さらに翌5日午前11時過ぎに再び男から電話があり「実はつきあっている女の子を妊娠させてしまい、相手の父親が訴えると言っている。弁護士に相談したら100万円払えば示談にすると言うので、100万円を払ってほしい」などと嘘を言われた。女性は同日午前11時30分ごろ、市内の金融機関の現金自動預け払い機から指定された口座に100万円を振り込んだ。
 女性は同日午後7時ごろに受け取りを確認するため電話したが通じず、元の携帯電話にかけたところ長男が出たことから、だまされたことに気付いた。