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村上春樹の新刊にキュートな新潟美人が登場

6年前

世界的な人気作家で、数々の国際的な賞を獲得している村上春樹さん(64)の3年ぶりの長編小説「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(文藝春秋刊)は、発売から6日目の2013年4月18日、発行部数が100万部に達した。日本からフィンランドに展開するワールドワイドなストーリー展開の中で、失意の中にあった主人公のガールフレンドとして新潟県出身者が登場する。

*記事の中で一部ストーリーにふれる部分があります。これから本を読む人はご注意ください。


村上春樹

長く不思議なタイトル以外の情報は発売前に明かされず、逆に期待感をあおった。そして発売日にファンが手にした作品は、そのタイトル同様、大きな謎が最初に提示され、殺人事件まで起きるミステリアスな展開となっている。

話の中心は高校時代の同級生5人で、赤、青、白、黒という色が名前に含まれている男女と、色が付かない主人公の多崎つくる。「乱れなく調和する共同体」として信頼し合っていた仲間から、つくるは大学2年のとき理由もなく唐突に絶交される。一時は死ぬことだけを考えて生きていたが、16年が経過。結婚相手として考えている沙羅という女性の勧めで、絶交された原因を探る巡礼の旅に出ることになる。

心の傷が幾分癒えるには16年の年月と、いろいろな人との出会いが必要だった。その中の一人が、アルバイト先で出会った新潟県生まれの女性。髪が長く、脚が美しく、顔立ちはキュートで、4歳年上だ。つくるは初めてその女性と性的関係を持った。そして8か月後、つくるが東京の大学を卒業する際、2人は納得の上で別れた。彼女は故郷の新潟に幼なじみの男性がおり、彼が働く三条市で結婚することになったのだ。

つくるは、この女性との別れで、「人生の新しい段階に足を踏み入れようとしていた」のだった。

文藝春秋刊。1785円。