初代マドンナ追悼 「男はつらいよ」第1作を上映

渥美清主演、山田洋次監督でシリーズ化された国民的映画「男はつらいよ」の第1作が2013年3月17日午後2時から、新潟県上越市本町6の高田世界館でフィルム上映される。主演の渥美さんの相手役、初代マドンナを務めた光本幸子さんが今年2月22日に死去したため、追悼上映にもなっている。

1969年8月公開の第1作「男はつらいよ」は、車寅次郎(渥美清)が20年ぶりに故郷の葛飾柴又に帰ってくるところから始まる。おいちゃん(森川信)、おばちゃん(三崎千恵子)、妹のさくら(倍賞千恵子)と涙の再会を果たす。しかし翌日、寅次郎はさくらの見合いに一肌脱ごうと張り切るが、酔っ払ってぶち壊してしまう。居たたまれず旅に出た寅次郎は、旅先の奈良で出会った冬子(光本幸子)を追って柴又へ戻る。

当日はフィルムによる映写技術を伝承する講習会の3回目の仕上げも兼ねて上映する。映写技師の久保田定さんを中心に、受講者も上映を手伝う。

前売り1000円、当日1300円。チケットは春陽館書店、高田広告舎(世界館横)、プー横丁、アコーレサービスカウンター、妙高文化ホール。問い合わせは主催の「街なか映画館再生委員会」岸田さん、090・2562・4475。

男はつらいよ