イノシシが車4台と衝突 雪の壁で山に戻れず

新潟県上越市吉川区平等寺の県道で2013年2月19日、イノシシが走行していた車4台に衝突して死んだ。吉川区総合事務所によると現場の道路脇には除雪でできた1mを超える雪の壁があり、山に戻れなくなっていたとみられる。

車4台と衝突し、死んだノシシ(吉川区総合事務所提供)*クリックで全体表示
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同日午後5時ごろ、前方から向かってきたイノシシが車体の側面にぶつかったと、軽トラックの運転手から同総合事務所に通報があった。イノシシはその後1.5kmほど走り3台と衝突。4台目の軽自動車とは正面からぶつかり死んだ。けが人はいない。

イノシシの体長は約130cm、体重は約130kgの雄。県道を尾神岳方面から総合事務所方向に走っていた。市環境保全課は「イノシシを見かけても近づかず、市役所や警察、近くの総合事務所に通報してほしい」としている。