北陸地方に「春一番」 南葉山に早くも春の雪形

新潟地方気象台は2013年2月7日、新潟県を含む北陸地方に「春一番」が吹いたと発表した。昨年より32日早く、同気象台で観測した記録のある1999年以降最も早い。上越市内では南葉山(949m)に、春の農耕準備を告げる代表的な雪形の一つ「種まきじいさん」が早くも姿を現していた。

日本海上の低気圧の影響で、北陸地方ではこの日の朝、風速10m前後の南よりの強い風が吹いた。上越市高田では午前5時28分に最大瞬間風速8.6mの南よりの風が吹いた。

南葉山の雪形「種まきじいさん」(2013年2月7日午前7時過ぎ撮影)
雪形11

上越市では南葉山に、昔から農作業の準備に取り掛かる目安とされてきた春の雪形「種まきじいさん(種まき男)」が姿を現している。先月1か月の高田の降雪の合計は214cmで平年に比べ33cm少なく、気温が高い日も多かった。種まきじいさんは、早い年には3月下旬、遅い年には4月下旬が見ごろとされている。