上越地域に地盤沈下注意報発令 今冬初

まとまった降雪で消雪用地下水の揚水量が増加し地盤沈下のおそれがあるとして新潟県は2013年1月10日正午、上越地域に地盤沈下注意報を発令した。上越市高田地区を中心とする規制地域に地下水の節水を呼び掛けている。注意報の発令は今冬初。


高田地区の消雪パイプ

消雪パイプ

地下水位を観測する井戸は同市本城町の高田公園内と、栄町の2か所にある。 1月10日午前10時時点で、基準値からそれぞれ、5.82m、6.02mの地下水位低下が観測され、注意報発令の水準のそれぞれ5.0m、6.0mを突破した。

県と市は消雪用地下水を利用している業者に注意報発令を通知し、消雪パイプなど消雪設備の運転状況の点検などを要請。一般市民に対しても広報車を巡回するなどして注意報を周知し、節水への協力を求めている。


消雪パイプ

消雪パイプ

【地盤沈下注意報とは】
 豪雪地帯の上越市では雪を消すための消雪パイプなどに地下水が大量に使用される。昭和59年(1984年)からのいわゆる「3年豪雪」では全国トップクラスの地盤沈下が起きた。このため昭和60年度から、地下水位の低下が著しく、地盤沈下が進行するおそれがあるときに、県が注意報や警報を発令して、事業者や市民に地下水の節水・削減対策の実施を要請している。