新潟県上越市は2012年12月17日、谷浜地区にある「たにはま公園」で太陽光発電(メガソーラー)を行う民間事業者が、新潟市の総合建設業、「廣瀬」(廣瀬徳男社長)に内定したと発表した。公園東側の3万7500平方mを同社に来年4月から20年間貸し付ける契約を年明けに締結する予定。
同公園は西側が昨年供用開始されたが、東側が未整備となっている。市は東側5万1200平方mで太陽光発電を行う民間業者を募集したところ、同社1社が応募した。
同社によると、太陽電池の最大出力は2.4メガワット。来年6月に着工し、同8月から稼働させる予定。発電した電気は東北電力に売電する。
たにはま公園は上越火力発電所の埋め立て用土砂を採取した後に整備された。西側は昨年3月に多目的広場などとして開園したが、未整備の東側については市が地元と協議を重ねた活用方法を模索してきた結果、メガソーラー事業に取り組む民間に貸し出すことに決めた。
市内では、国際石油開発帝石が大潟区渋柿浜の帝石トッピング・プラント敷地内4万6710平方mに、最大出力2メガワットのメガソーラーを来年3月をめどに稼働させる計画がある。