有田地区の新設小学校の建設地は安江に

新潟県上越市が有田地区への設置を検討している新設小学校の建設地が明らかになった。同地区には児童数の多い過大規模校である市立春日新田小学校と児童が減少している市立小猿屋小学校があり、春日新田小の校区を狭め、小猿屋小を新設校として移転新築する。新設校の建設地は安江の農地約2万平方mで、市は地権者から既に内諾を得ており、地域住民への説明会を開いている。

安江地内の新設校建設地(南側から撮影)
建設地1

市は候補地として安江地内の3か所で不動産鑑定を行い、農地法との関係や通学路などを総合的に検討した結果、1か所を選定した。場所は、安江地内の南側で、上源入の東側に隣接した農地約2万平方m。西側の一部の土地が道路で分断されているが、駐車場として活用する予定。

新設校建設地と既存の小学校の地図(赤い場所が新設校の建設地)

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開校するのは最短でも2018年度。名称などは今後検討される。

春日新田小の児童数は835人。校区内の下門前では、宅地造成を含めた土地区画整理事業が進んでおり今後も児童の増加が見込まれる。一方、同じ有田地区にある市立小猿屋小の児童数は129人で6年後には78人まで減ると予想されている。市は有田地区に適正規模の学校2校を置くことを目指しており、新設校が開校した場合、児童数は春日新田小が600人、新設校が400人程度となる。有田地区内を東西に走る国道8号の北側が春日新田小の校区となり、南側が新設校の校区とする計画だが、両校区の境界付近の町内については各町内会でどちらの校区に入るか検討を進める。