上越体操場「ジムリーナ」で先行内覧会 オープン前に市民ら681人が来場

2020年1月26日にオープンする新潟県上越市大潟区九戸浜の市立上越体操場「ジムリーナ」で1月13日、一般市民を対象にした先行内覧会が開かれた。市民ら681人が来場。国際大会にも使用できる競技用の体操器具を見学し、子どもたちがトランポリンや平均台に挑戦していた。

アリーナにはさまざまな体操器具が設置された
ジムリーナ3

メインのアリーナにはつり輪や鉄棒、あん馬、跳馬、平行棒、段違い平行棒、平均台といった男女器械体操の器具のほか、トランポリンや新体操用マット、各種練習器具が設置され、地元の体操クラブ「レインボージムナスティックス大潟」のスタッフなどが来場者に説明した。

来場者は体験もでき、高齢者がスポーツ綱渡りのスラックラインをストックを使って渡ったり、子どもたちが床運動のマットの上を走り回ったり、トランポリンで何度も飛び跳ねたりしていた。市内の小学2年の男子児童は「スラックラインは半分まで行けた。トランポリンは最初バランスが難しかったけど、慣れたらジャンプできた」と大喜び。

ストックを使ってスラックラインを体験する高齢者
ジムリーナ2

トランポリンを体験した60歳代男性は「すばらしい施設。中学生の時、体操をやりたかったが体操部がなかった。子どもたちの選択肢が増えるのはいいことで、ここからオリンピック選手が出てほしい」。地元大潟区の70歳代男性は「孫が昔体操をやっていて、あちこち応援に行ったがジムリーナはとても明るい。子どもは最初は遊び感覚で始めると思うが、がんばってほしい」と話していた。

ジムリーナは自治体施設としては国内トップクラスの体操専用施設で、体操競技男女10種目、新体操男女、トランポリン(個人およびシンクロナイズド競技)がそれぞれ同時進行でき、県や北信越地区レベルの大会が開催可能。

1月26日にオープンする「ジムリーナ」
ジムリーナ4

上越市教育委員会スポーツ推進課によると、リオ五輪団体総合金メダリストの加藤凌平選手や、トランポリン世界選手権で日本勢初の金メダルを獲得し東京五輪代表に内定した森ひかる選手らが模範演技を披露する26日のオープン記念イベントには、定員400人に対し2400人の応募が寄せられたという。

関連記事

市立上越体操場「ジムリーナ」の場所