公園? 駅前? 厚生産業会館建設地で要望続く

新潟県上越市の村山秀幸市長の公約として2015年度のオープンを目指して検討が進められている仮称・厚生産業会館について上越交響楽団(古海法雲団長、団員約90人)が2012年8月9日、高田公園内への建設を求める市長あての要望書を提出した。7月に市の整備検討委が提出した報告書では、高田公園内の陸上競技場南側プール跡地、ソフトボール球場、高田駅前の3か所が結論とされており、建設場所についてこれまでも高田駅前、高田公園内を求める複数の団体からの要望書提出が相次いでいる。市は9月をめどに建設場所を1か所に絞った基本構想を示すとしている。

野口副市長に要望書を手渡す上越交響楽団の古海団長(右)
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8月9日、古海団長が野口和広副市長に要望書を提出した。古海団長は「駐車場が一番の問題。利便性の高い公共交通が確保されにくい現状では高田公園内への建設をお願いしたい」と要望。同楽団は創立40周年を迎えるが決まった練習場所がなく、「保管料を負担してでも、大型楽器を預かってもらえるような施設にしてほしい」と機能充実も求めている。

高田地区の住民や商店街関係者らが高田駅前への建設を求めて先月、市長に署名簿などを提出した一方、JAえちご上越や市内の舞踊団体は6月下旬に相次いで市長を訪ね高田公園内への建設を要望している。

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