2012年8月8日午前10時20分ごろ、新潟県上越市大潟区潟町の県道沿いにある作業所前で体長約70cm、体重約12kgのカメが保護され、同市から上越警察署に落し物として届け出があった。カメはワニガメと見られ、近くには民家も複数あり、警察では注意を呼び掛けている。
保護されたカメは暗い緑色で、甲羅には四つか五つ連なった突起が縦に3列並んでいる。同署によると、午前7時ごろ通行人が発見し市に通報した。市の職員が捕獲し同署に運び込んだ。
同署は甲羅などの特徴からワニガメとみて、岡山県のワニガメ生態研究所に特徴を伝えて種類を特定中。県上越動物保護管理センターによると、ワニガメは飼うために許可が必要な「特定動物」に指定されているという。
同署では2日間保護して、持ち主が見つからなかった場合、ワニガメ生態研究所に送る予定。「かみつく力が強く、人に被害が及ぶ危険性があるので、同じようなカメを見つけても手を出さず、市や警察に連絡して欲しい」としている。
同市大潟区では、今年3月にワニガメが、昨年6月にはカミツキガメが捕獲されている。