新潟県上越市のおもてなし武将隊の事業について、市が委託した市内の業者から債権譲渡を受けたとする東京都内の男性が市に3017万円の支払いを求めた裁判の第1回口頭弁論が2012年7月9日、東京地裁であった。市は請求棄却を求める答弁書を提出し、争う構えを示した。
訴状によると、原告の男性は、市が武将隊事業を委託した市内のIT関連企業から、昨年4~11月分に当たる3017万円の委託金債権の譲渡を受けたとしており、市にその支払いを求めている。
これに対し市側は争う姿勢を示しており、上越市の村山秀幸市長は「市を対外的にピーアールするべき観光の分野で訴訟が起こるということは誠に残念。係争中であり詳細は説明できないが、今後審理が進行していく中で市民や議会の皆様にお伝えしてまいりたい」とのコメントを出した。
市はIT関連会社が債権譲渡を禁じた委託契約の内容に違反したとして、昨年10月に同社との契約を打ち切っている。
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