新潟県上越市の高田図書館が所蔵している古文書「榊原文書」の藩政日記の一部がこのほど、県立文書館と県立図書館が運営するデジタルライブラリー「越後佐渡デジタルライブラリー」としてインターネットで公開された。
榊原文書の藩政日記は、江戸時代の1652年から明治時代までの220年間、榊原藩の歴代藩主の身辺を記録した日本史にとって貴重な記録とされている。約1100冊あるが、虫食いなどの劣化がひどく上越市では市史編さん作業を契機に2000年度から修復作業に着手し、今年3月までに165冊を修復した。
修復が終わった藩政日記のうち、高田で書かれたものを中心に20冊分がインターネットで公開されている。「越後佐渡デジタルライブラリー」が今年3月にリニューアルされたのに合わせて公開された。
越後佐渡デジタルライブラリーはhttp://www.pref-lib.niigata.niigata.jp/Archives/。メニューの「新潟県内図書館等コレクション」の中で榊原文書を見ることができる。