原発再稼働問う県民投票へ上越市で説明会

東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の是非を問う新潟県民投票実現を目指す市民グループ「みんなで決める会『原発』新潟県民投票を成功させよう!」が2012年5月18日夜、上越市中央1の直江津学びの交流館で説明会を開いた。住民投票条例制定を求める直接請求に向けて7月1日から、県内全域で署名活動を行う予定だ。

東京電力福島第1原発の事故後、東京都や大阪市などで地方自治法に基づく住民投票条例の制定の直接請求が行われている。これらの運動に賛同した新潟県内のメンバーが中心になり、今年4月に新潟県内で「みんなで決める会」を設立した。

住民投票条例を知事へ直接請求するためには2か月間で有権者の50分の1に当たる約4万人分の署名を集めなければならない。署名提出を受けた知事は条例制定の是非について意見を付けて県議会へ条例案を提案する。県議会で可決されれば、条例が制定され、住民投票が実施されることになる。

今回の説明会は、直接請求に必要な署名を集める「受任者」になることを呼び掛けるもので、上越市では初めて開催された。約15人が出席した。「みんなで決める会」の共同代表の一人で同市に住む橋本桂子さんが説明に立ち「原発再稼働に賛成の人も反対の人も一人ひとりが自分で考え、議論し、意思表示する機会を実現しましょう」と協力を呼び掛けた=写真=。

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住民投票条例案は近く、同会のホームページで公表するという。

次回は6月2日午後6時から、上越市中央1の直江津学びの交流館で説明会を行う予定。

同会では県内各地で同様の説明会を開くほか、ホームページやツイッター、フェイスブックなども積極的に活用して運動を展開するとしている。

↓「みんなで決める会『原発』新潟県民投票を成功させよう!」のHP
http://www.ng311.net/
↓「みんなで決める会『原発』新潟県民投票を成功させよう!」フェイスブック
https://www.facebook.com/minnadekimerukai
*ツイッターアカウントは近く開設予定だという。

【原発再稼働をめぐる上越市内での市民運動などを取材した上越タウンジャーナルのこのほかの記事】
◇再稼働阻止へ署名運動計画 脱原発上越の会(2012年5月14日)
https://www.joetsutj.com/articles/51909059