再稼働阻止へ署名運動計画 脱原発上越の会

東京電力柏崎刈羽原発の立地地域に隣接する新潟県上越市で市民団体「つなげよう脱原発の輪 上越の会」が発足し、原発の再稼働阻止や廃炉を求める署名運動などに向けて動き始めている。2012年5月13日夜、同市土橋の市民プラザで2回目の会合が開かれ、会の基本的な考え方などを確認した。

植木史将代表によると、個々の思想や信条、エネルギー政策などへの考え方などさまざまな違いを超えて「脱原発」の一点でつながる個人参加型の会として、4月に発足した。現在80人余りの賛同者がいるという。

2012年5月5日に北海道電力泊原発3号機が定期検査により停止し、稼働している日本の原発がゼロになった中、最終的にはすべての原発の廃炉を目指すが、当面は上越市の一部が柏崎刈羽原発から半径30km圏内にあることなどから、同原発の再稼働阻止と廃炉を目的に活動する。

今後、再稼働反対の署名活動や上越市議会に再稼働反対の決議などを求める運動などを展開する計画だ。

5月13日の会合では、主婦や学生、市議など約20人が出席し会の目的などを再確認した=写真=。

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次回は2012年6月17日午後5時から、上越市春日山町3の春日謙信交流館で会合を開く。問い合わせは植木代表(電子メール jyouetsu-massage@i-next.ne.jp)。