上越観光コンベンション協会は2012年5月1日、4月6~29日に新潟県上越市で開かれた高田城百万人観桜会の入り込み数が105万2400人になり、2年ぶりに100万人を超えたと発表した。
同協会によると、観桜会の入り込みは2007~2010年まで4年連続で100万人を超えていたが、昨年度は東日本大震災による自粛ムードなどで79万6700人と5年ぶり100万人を割り込んだ。
今年100万人を超えた理由として、同協会では、開花の情報をきめ細かに提供することで関東方面などから大型観光バスでの客を確保できたことや、満開となった21日以降に穏やかな天候に恵まれたことを挙げている。また延長した会期の最後の週末に、高田公園で市みどりのフェスティバルが開かれ、隣接する市営陸上競技場で上越陸上競技選手権が開催されたことも要因として挙げている。
入り込みのピークは、開花後初めての週末で、満開になり、天候にも恵まれた4月21日だった=写真=。
今年の観桜会は大雪の影響で開花が4月16日と遅かったことからなどから、会期を1週間延長し、4月6~29日までの24日間にわたって開催した。