上越地区での2011年度の企業倒産は13件

東京商工リサーチ高田支店は2012年4月2日、新潟県の同支店管内(上越市、妙高市、糸魚川市)の2011年度企業整理・倒産状況をまとめた。件数は前年度より4件多い13件、負債総額は前年度より61億1700万円多い97億5000万円となった。

整理・倒産

上越地区での負債1000万円以上の企業倒産は、上越市が8件(前年度8件)で負債総額17億7300万円(前年度26億600万円)、妙高市が2件(前年度1件)で負債総額5億2000万円、糸魚川市が3件(前年度0件)で負債総額64億5700万円だった。

同年度の大型倒産(負債10億円以上)は、糸魚川市のホテル経営、協栄観光が11月に負債56億1700万円で破産を申請し、全体の負債を押し上げた。

業種では建設が5件と最も多く、製造3件、サービス3件、卸売2件となっている。倒産の形態では、破産6件、民事再生2件、特別清算1件、再度の資金ショート3件、内整理1件となっている。

なお新潟県内全体では、新潟市が64件と最も多く、ついで長岡市の15件、上越市と三条市が各8件となっている。

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