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田植えへの影響懸念 地滑りで迂回用水設置へ

9年前

新潟県上越市板倉区国川の地滑りで、雪や土砂などが近くの農業用の幹線用水「上江用水」をふさぎ水が流れない状態になっていることから、国や土地改良区など関係機関の担当者が2012年3月19日、板倉区総合事務所で協議し、迂回の用水路を設置することを決めた。田植えの準備に影響が出る恐れのある水田は約2300ヘクタールにおよぶため、県などは用水取水の開始日となる4月25日までに完成させるとしている。

農水省などの担当者が板倉区総合事務所で協議した(2012年3月19日午後)
kaigi

上江用水は、高士地区、保倉地区の一部のほか、清里区、三和区などの水田に水を供給している用水路。

3月7日の地滑り発生後、関川水系土地改良区などは3月14日までに、用水路に土砂が流れないよう総延長210m、直径1mのパイプを2本設置した。しかしその後、地滑りで流れ込んだ雪やがれきなどが用水路を覆い3月17日までにパイプ1本が完全に潰れ、もう1本も直径20cmまでに潰れた。

用水路に設置した直径1mのパイプ(2012年3月11日撮影)
用水のパイプ

水が流れないことで、田植えなどに影響を受ける恐れのある水田は約2300ヘクタール、約2000戸の農家に及ぶことから、迂回の用水路の設置することになった。

県などは迂回用水路について複数案を検討している。長さは300~600mほどで、曽根田集落の被害防止のために工事が行われている土堰堤の内側など被害を受けていない場所を通す計画だ。

県などは具体的な計画を詰めて3月21日に、関係する農家の代表者に提示する方針。