妙高市の新潟城南電器が民事再生へ

新潟県妙高市工団町の「新潟城南電器株式会社」(資本金6000万円、従業員18人)は2012年1月31日、新潟地裁高田支部に民事再生法の適用を申請し、同日に保全処分を受けた。帝国データバンク上越支店によると、負債総額は2011年3月期末時点で約4億4200万円。

整理・倒産

同社は1983年(昭和58年)8月に大手電子メーカーから部品製造を受注することを目的に県外企業が出資して設立された。半導体の加工組立を主体に、デジタル家電の需要増加などで2007年3月期の年売上高は約11億5200万円を計上していた。しかし、リーマンショック後は得意先が一部を海外生産にシフトするなど逆風となり、2010年3月期の売上高は約2億5100万円まで減少し、損益面でも3期連続欠損を余儀なくされていた。