新潟県上越市は「上越市民の歌」を携帯電話の着信メロディー(着メロ)にして2012年1月30日から、無料で配信する。2005年の市町村合併を契機に新しく作った市民の歌だが、あまり市民に浸透していないことから、着メロにして幅広い世代への普及を図る。
新市民の歌「このふるさとを」は、歌詞を一般公募し、上越教育大学の後藤丹教授が作曲し、2006年に完成した。新しい歌には地名などの固有名詞は一切なく、高田、直江津、春日山などの四季や風情を歌った旧市民歌とは対照的で、昨年6月の市議会の一般質問でも議員からあまり歌われていないという指摘があった。
このため市では、市が主催する会議やイベントの前に新しい市民の歌を流したり、小中学校で歌うよう要請するなどの取り組みを進めてきた。今回は1月30日から、市のホームページで着メロをダウンロードできるようにする。
着メロは一番の前半、後半、歌のないオーケストラバージョンの3種類で、長さは40秒前後。
同市が着メロを作るのは今回が初めて。着メロ製作を担当した行政管理課では「多くの市民に親しんでもらいたい」と話している。
↓着メロのダウンロードはこちら(上越市のホームページ)
http://www.city.joetsu.niigata.jp/soshiki/gyouseikanri/uta.html#uta