早稲田大学マニフェスト研究所が実施した「議会改革度調査2011ランキング」で上越市議会がアンケートに回答した全国1356の議会中、4位という好成績を収めた。709の市議会の中では1位に輝いた。
全国の都道府県と市区町村の合計1789議会のうち75.8%にあたる1356議会がアンケートに回答しており、1位は宮城県議会だった。
調査は議案や議事録、政務調査費などの「情報公開」、議会傍聴のしやすさや議会報告会の実施などの「住民参加」、議会基本条例の制定などの「議会機能強化」の3項目を独自の基準で採点。項目別で見ると、上越市議会は「情報公開」が2位、「住民参加」は24位、「議会機能強化」は16位だった。
同市議会では本会議のインターネットなどでの中継のほか、議事録や議案、政務調査費などもインターネットで公開している。また議会報告会や市民の意見を聞く会も定期的に開催している。さらに2010年には議会基本条例も制定している。
瀧澤逸男議長は「2005年ごろから進めてきた議会改革の取り組みが評価されたのだと思うが、これに甘んじずさらに改革を進めていきたい」と話している。